日常、映画、執筆状況からネガティブまでなんでも御座れ。
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いやはや、忙しい忙しい。
あっ。どうも、皆さん。もう5月になりましたね。時間が過ぎるのは本当に早いですね。色々やっていると尚更ね。
さてさて、今回も映画のお話です。本当はもっと早く更新するはずだったのですが、どうしてこうなった。
えー、今回は2本観てきました。ちょっとずつではありますが、今年も色々観ていきますよー。お金と時間があればね。
まずは1本目。
「ラスト・スタンド(THE LAST STAND)」
アーノルド・シュワルツェネッガーの復帰第1作です。主演を除けば、旧友のシルヴェスター・スタローンが主演を務める「エクスペンダブルズ2」に脇役で出ているのですよね。まあ、今回のは本格的な俳優活動の再開ですよね。最後に主演を務めたのが、2003年の「ターミナーター3」以来なんですよね。実に約10年ぶり。そして、そんな記念すべき1作目の監督がなんとハリウッド進出1作目となるキム・ジウン。韓国ではコメディに西部劇までなんでも作ってしまう手の器用な監督さんで、演出も独特で僕も好きな監督さんです。ただ、大抵1作目はあまり良い成績を残せない監督が多いのでちょっと心配だったのですが、やはりこの監督は本当に手が器用でした!
ストーリーは元ロサンジェルス市警のエリート刑事レイ・オーウェンズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)。現在は第一線を退き、のどかな国境の町ソマートンで保安官として静かな日々を送っていた。そんなある日、麻薬王にして警官殺しの凶悪犯コルテス(エドゥアルド・ノリエガ)が、軍隊並みの兵力を有する仲間の援護で脱走に成功、そのまま猛スピードでメキシコ国境へと向かう。その知らせを受けたオーウェンズはにわかに現役時代の闘志を呼び覚まし、なんとしてもコルテスとその一味の逃亡をこの街で食い止めると決意する。しかしFBIの応援はとても間に合わない。しかも手元にある武器は銃器オタクが所有する第二次大戦のコレクションだけ。それでもオーウェンズは副保安官らわずか4人の仲間と共に、大量の最新鋭武器を備えたコルテス軍団に果敢に立ち向かっていくのだった。
実にシンプル。脱走してきた麻薬王を止めるにはシュワちゃんしかいないよ、って聞こえてきますよね。
この映画は西部劇風の映画でとても雰囲気の良い映画で個人的には大満足でした。最初は年老いた保安官シュワちゃんなのですが、仲間がピンチになるといち早く登場し敵をやっつけていく。定番の演出なのですが、その古臭い感じも抜群にカッコよくて、凄く安心出来るのですよね。車の窓を割ってショットガンをぶっ放したり。敵とダイブしながらガバメントで頭をぶち抜いたり。ガトリングで一掃したり。本当に見たかったシュワちゃんがちゃんと描かれていたと思います。しかも銃撃戦だけではなく、コルベットZR1とカマロXL1のカーチェイスに麻薬王役のエドゥアルド・ノリエガとの一対一の格闘戦も! 本当に見応え十分で、思わず
お帰り、シュワちゃん!
って、言いたくなりましたね。監督のキム・ジウンには拍手を送りたいです。ある意味、彼で良かったですね。良さを台無しにする監督もいたのでね。誰とは言いませんが。
という事で、本当に面白い映画でした!
そして、もう1本。
「ジャッキー・コーガン(KILLING THEM SOFTLY)」
ブラッド・ピット主演でジョージ・V・ヒギンズの同名小説の映画化。小説が原作という事で、僕は読まずに観に行きました。というより、観に行くまで原作があるとは知らなかったというね。僕は結構こういう事多いのですよ。基本的に予告を見て決めるのでね。あとサイトを見ると、ネタバレっぽいのが書いてあったりするのであまり見ないですし。まあ、変な先入観で見るよりかはいいかなと。監督は「ジェシー・ジェームズの暗殺」のアンドリュー・ドミニク。彼の作品は今回が初めてなので結構楽しみにしていましたが……。
ストーリーは殺し屋ジャッキー(ブラッド・ピット)のもとに、賭博場強盗の黒幕を捕らえて自供させろという依頼がエージェントから入った。まずは前科のあるマーキー(レイ・リオッタ)が犯人として浮上するが、実際に強盗を仕組んだのは別の悪党三人組との情報が入ってくる。金に狂ったギャング、エージェントの背後の影、さらに同業者たちの思惑と裏切りが複雑に絡み合ったとき、ジャッキーは全員を速やかに、そして優しく殺すことを決意するのだが……。
観て率直に思った事は、「これ殺し屋?」でした。殺し屋というよりかはマフィアの人という印象でした。まあ、そういう設定なのかもしれませんが、僕は観ていてどうもそこに引っかかってしまいました。だってやっている事が殺し屋じゃなくてもよくないかと思うシーンばかりで。あと、この映画はアメリカ受けはするが日本受けはしないと思いましたね。この映画、ちょくちょく政治家の演説のセリフが出てきて、それを皮肉ったようなセリフも出てきたり。観ていてどうも映画の世界観に入れなかった。これは僕の勉強不足もあるとは思いますがね。ろくに勉強しなかったしなー。
そうそう。この映画、脇が凄く豪華なのですよ。「モンスターズ/地球外生命体」の主人公、スクート・マクネイリーにリチャード・ジェンキンス、ジェームズ・ガンドルフィーニ、レイ・リオッタ、サム・シェパードとなんたる親父たち。オーラが凄いよ。ただ、勿体ない使い方だったなと感じました。だって蛇足ばかりではっきり言って、導入部分と殺害シーンだけでも物語としては問題ない。それ以外はよく分からないシーンばかり。きっとそれぞれのキャラクターを魅力的に描きたかったのでしょうが、尺稼ぎにも見えた。正直かなりがっかりな映画でした。でも雰囲気は抜群に良かった! 音楽がほとんどなく、どことなく悲しげに見えるノワールチック。こういう部分は上手いなと思いましたね。それからスローモーションを使った演出も映像としては良かった。最高にクールと思った。でもそれぐらいかな。おそらく、小説として読んだらなかなか魅力的な話だと思うのですがどうもね。観るのが途中から辛かったですよ。これブラッド・ピットでなかったら日本公開危うかったね。予告でも使われていたジョニー・キャッシュの「The Man Comes Around」は良かったね。作品に合っていた。
という事で、方や「良かった!」と思えて、方や「これはな~」という映画でした。
以上、今年7本目と8本目の映画でした。
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